「トゥーランドット」が終わり、やっと気分がひと息。先月末は自分が「てかがみ」でしたから、こんな時のオペラで緊迫するのは一段落。
やはり、大人数が関わるオペラで、もし体調を崩すとそれこそ大人数に迷惑をかけますから、自分の公演だけでなく、家族が出演する公演に対しても、かなり張り詰めた気持ちで暮らすことになりました。
お互いの公演共に全員PCR検査陰性で迎えられたことはまさに歓喜に値します!!
出番直前までマスク、袖に戻ったらマスク、こまめ過ぎるほどの手指消毒、私語禁止、飲食時の注意などなど、ステージ以外でこれまでにない緊張感が続きます。
久々に人にあったら握手やハグがまあまあ普通な歌い手も多い。話が好きでよく笑う歌い手も多い。そんな私たちは元々の気質も封じ込めています。
注意する事が増えたのは、舞台に出る時にマスクを取り忘れないようにすること。もはやつけてて当たり前の洋服のような感覚ですから。
あとは、マスクで歌い慣れてしまい外した時に感覚が違って戸惑わないようにせねばなりません。また、人前でマスクを取るとなんだか恥ずかしい気持ちになるのもどうにかしたい笑
初共演の方には舞台に出て初めて顔の全貌が分かる事態を避けたいので先に顔を無言でみせてもらったりもしました。
苦しい事が多いけれど、だからこそ、喜びも倍増どころではありません。
宣言解除といってもこれから急になにか変わるわけではありませんし、これ以上どう気をつけていいのかも分かりませんけれど、とにかく、陽射しもあかるいし、前向きにいきたいです。
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