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2021.04.02 Friday

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    旅先で病院

    2018.10.20 Saturday

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      長旅になればなるほど、現地で病院のお世話になることはよくある事です。歯科、内科、整形外科…など、病院に行く人を何度か心配しながら見てきました。

      それがまさか自分のことになろうとは!そしてそれが思いがけない出会いになろうとは!!

      佐賀でリハーサルを抜けて内科に駆け込みました。黄金色の田んぼが広がる佐賀県にぽつんとある病院、行ってみたら結構大きな病院でしたが。

      ネットであたりをつけてから、ボスに言いに行き、すぐクラリネットさんに車で送ってくよう手配くださり、舞台監督に伝えてくださり…
      病院からは逐一状況を報告しつつ…その日歌うのか歌えるのかの話し合いを携帯でしながらでした。

      肋骨付近の痛みで歩くのもやっとで、歌うための呼吸が痛みで一切できないため、どうにかしてもらいに。
      背中の筋肉の痙攣という診断で、鎮痛剤の注射、飲み薬、あたためる電気、ほぐす電気、湿布…があっという間に施されました。体調も時間も緊急だと説明したため、病院内全員大わらわ…みたいな。

      元々は土地柄もあってのんびりムードで「開演時間遅らせてもらえば?笑」なんて空気でしたが、オペラで40人超えで東京から来ていて、もうすぐ戻ってメイクして衣裳着て出番なんです(汗)役もあるしアリアもあるんです、絶対歌えるようにしてください!と懇願。先生も「よっしゃ!とばかりに戦闘モードに!!笑

      幸いなことに、そして驚くべき偶然で、先生のお嬢様は東京在住のオペラ歌手だったのです!!ですから、この緊急事態を飲み込んでくださって。
      親切なことに飲み薬はさっさと薬局に取りに行って下さって飲ませてくださいました。そして、帰りのタクシーがなかなか来ないと分かって半泣きの私に、待合室の男性が「どこどこ中学なら僕が送ってくよ」と。看護師さん達も、そうしてあげてという雰囲気で(^^)わたしは見知らぬ方に中学校まで送ってもらったのでした。親切な人ばかりの佐賀県!ありがとうございました。

      なんとも嬉しいことに、そのわずか数時間後、先生が公演を観に来てくださり、終演後お礼を言えたのでした。
      カーテンコール後に先生を見つけて、目配せとジェスチャーで「肋骨どお?」「なんとか持ちこたえました」みたいな会話のあと駆け寄り…感謝で抱きつきたいくらいでした!!
      その日の集合写真。アドレナリンが出るとは言えこの時は終演しているのでかなり痛かったです。

      先生にお便りしようと思います。


      最後になりますが、不測の事態に備えて私が病院にいる間にさまざまな準備をして下さったスタッフと共演者にも感謝申し上げます。

      いつもありがとうございます。
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        コメント
        いやあ、痛かったのは気の毒としか言えませんが、いい話です。旅先で、しかも大事な公演を控えての突発的なことだから、病院あげての気配り、それはそれは感動したことでしょう。こちらにまで、伝わってきます。それで、痛みの原因は最終的に把握できたのでしょうか、気になります。
        • by ぐらっぱ亭
        • 2018/10/22 11:04 AM
        ぐらっぱ亭さま
        ほんっとに感動しました。
        そうそう、東京に戻ってレントゲンを撮りに行きましたが、その状態からは何も分からずです。
        佐賀での「背中の筋肉の痙攣」が起きた予想原因と変わらず、「ひと月以上続いた咳からのなにか」で。レントゲンに映らない軟骨のヒビの可能性も、とのことでした。
        痛み止めを飲みながら様子を見ているところです。
        • by tsugumi
        • 2018/10/22 12:08 PM
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